ここを押して!とか、言う余裕もなく、どうしてほしいかもわからない私だったけど、
ダンナさんのサポートは、しっかり的を得ていました。
ダンナさんはお産に対して、興味のかけらもなければ、緊張感もないような感じだったので、
私も立ち会うかだけ聞いて、後は特に何も言ってなかったけど、
今思うと、ひそかにどこをどう押したら陣痛が楽なのか調べてくれてた気もする。。
7時半。
フーフーお化けさんは、まだのようだったけど、
もう1つのLDRが空いたようなので、部屋を移る。
看護師さんの数も急に増えて、手早く私の出産受け入れ体制を整えてくれてる。
後日談に寄ると、この日は4人の出産が重なって、年に一度あるかないかの大忙しだった様!
他の病棟からもヘルプの看護師さん達がいっぱい来て乗り越えたそうです。
私は、陣痛に絶えるのだけで精一杯で、会話もままならない感じになってきました。。
助産師さんが用意してくれた朝ごはんも、ほぼ食べられず。。
ここで食べないと、力が出ないのに…(+_+)
そう思ってふと見ると、
出された牛乳には、「元気がでる牛乳」の文字が!!
!!!
オラが欲しいのは元気だ!!
そう思った私は、その牛乳だけはちゃんと飲みほしました(笑)
そして、また絶える。絶える。絶える。
しかし、間隔は相変わらず5分から変わらない…(+_+)
もう、言葉を発する気力もなく、痛さに震え、顔を歪め、無言で絶える。
この5分間隔の陣痛が一生続くんじゃないかと思うような不安。
でも、今回の私の陣痛の捉え方は、ゆう君の時とは少し違った。
ゆう君の時は、
「痛さに絶える私、頑張れ!」だったけど、
今回はひたすら、
「赤ちゃん、頑張って!」だった。
赤ちゃんが出てくるのを応援する気持ちが勝ってたのは、やっぱりゆう君を産んだ経験があったからだと思う。
それと同じくらい強く思ってたのは、
「絶対に、ゆう君をお兄ちゃんにしてあげる!」
ということ。
この二つを呪文のように念じながら、頑張ってたその時、
大量破水!!
と、同時に今までとは種類の違う、腰が砕けそうな陣痛!!
ダンナさんに、急いでナースコールをしてもらい、一気に産む態勢へ!!
相変わらず、陣痛の間隔は5分のままだったけど、陣痛が強いので頑張ってイキむことに。
助産師さんの言う通りに頑張る私。
先生も、冷静に状況を伝えてくれる。
どうか、スムーズに産ませてください…(T-T)
そう、願ってると先生が、
「尾骨が引っかかってるね。上の子の時はどうやった?」
全く同じことをゆう君の時にも言われ、大変だったことを先生に伝える。
またか…(T-T)
尾てい骨のせいで、赤ちゃんが出にくいのか!!?(T-T)
そう思った次の瞬間、一際強い陣痛!!
そして、
「ゴキッ」。
アニメで、ガイコツが出てくる時に必ず使われるあの音が、確実に私の体の中から鳴り響いた。。
まさか、折れた…(T-T)?
ではなく、私が思ったのは、
よし!折れた!!!(>v<)
…。
実際、本当に折れたかはわからないけど、そんな風に思った私は、
確実に正気を失ってたのでしょう。。
もはや、フーフーお化けどころの騒ぎではなく、
どこの獣かもわからん程、叫びちらしてる私(-_-;)
そして、何度も何度も頑張り、
ついに、
「フギャ〜


「おめでと〜



待望の女の子…
なんとか、産むことが出来ました…(T-T)
意識朦朧の中、
赤ちゃんが無事であることをなんとか確認。
産めた安堵と疲れで、ものすごく眠い。
でも、寝たらアカン!!白目向いたらアカン!の先生の声。
手を握って呼びかけてくるダンナさんの声。
どうやら、出血多量で意識が朦朧としてたみたいです。
でも、迅速な処置のおかげでなんとか無事でした!
妊娠中から、本当に苦しかった今回の出産。
お腹にいる赤ちゃんには、心地よい環境を作ってあげることが出来なかった。
自分を責めたり、まわりに迷惑かけたりの落ち着かない日々。
私という妊婦ひとりの為に、家族全員が支えてくれた。
赤ちゃんも、健康に産まれてくれた。
ゆう君も、甘えたい遊びたい盛りなのに、たくさん我慢して、頑張ってくれた。
出産中もずっと、頑張れと私を励まし、一緒になって頑張ってくれたダンナさん。
本当に感謝の気持ちしかありません。
無事に産まれてくれてありがとう。

今私の前にある、3才の命と、
生後間もない小さな命。
この二人の宝物を、何があっても大切に守っていこうと思います。
…出産という素晴らしい体験。
また産みたいかと言われたら、私はキッパリ、
二度と産みたくありません!
と答えます(笑)
妊娠は?
いやいや、二度としたくありません(汗)
〜おしまい〜